エスポワール号はどこだ・・!? オガサワラです。
「この漫画がすごい!」の2017年オトコ編で第1位に選ばれたからにはやはり読まねばなるまいと思い、遅ればせながら漫画『中間管理録トネガワ』を読んでみましたので、所感など。
ネタバレも含みますので、例によって、気にされる方はブラウザバック推奨です。
実に悪魔的完成度っ・・!!
この漫画『中間管理録トネガワ』の感想を述べるなら・・
一言・・・
パロディとしての完成度が高すぎるっ・・!!
悪魔的・・・所業っ・・・・!!!
ギャグ漫画・・?
否・・・
断じて否っ・・!!
福本伸行にとってカイジは真剣も真剣・・・
大真剣だっ・・・・・!!!
だが・・・見い出してしまった・・・
漫画『中間管理録トネガワ』は・・カイジという作品の中に見い出してしまった・・・・希望っ!!!
ギャク漫画足りえるかもしれないという・・・可能性っ!!
そして臆することなく実行する・・その手腕・・
たるや・・
まさに・・人の所業にあらず・・・!!!
というわけで、この漫画『中間管理録トネガワ』、カイジシリーズを見聞きしたことがある人にはぜひとも読んで貰いたい、圧倒的クオリティのパロディとなっております。
しかも、なんと1巻の最後で福本伸行さんご本人も描きおろし作品で参加されてるという…、豪華な仕様。
とにかく、利根川の中間管理職っぷりには、素直にめっちゃ笑えました~!
ああ、陰でこんな苦労も本当にあったのかもな~とか、妄想心も刺激されますね。
あと、カイジを読み直したくなります。
とりあえず1巻だけ読んだのですが、1巻だけでも割とお腹いっぱい感が…、というかネタが続くのか!?
まあ4巻まで出てるくらいですし、要らぬ心配ですね。
まとめ
ここまで完成度の高いパロディ漫画は、なかなか無いのではないでしょうか。
スピンオフだと、刃牙シリーズの「バキ外伝 疵面 ~スカーフェイス~」とか再現度高いな~と思うのですが、パロってるわけじゃないですしね。
刃牙シリーズのパロとか絶対に面白いと思うんですよね…、『浦安鉄筋家族』のオーガが出てくる回をガチの絵柄と台詞回しも真似てみせる的な漫画。
制作の段階では、恐らく作者も気付いてないような作者自身の癖の強い部分を掬いあげてパロディにしたら絶対におもしろいんだろうけど…、まあその点を長所として作者が自分で飲み込めるかという懐の広さが問題になりそうですね。
例えば、村上春樹さんなんかも、あれだけネタにされてるんだから、こうしたら村上春樹の文体になるみたいな本をセルフパロディとして出したら、間違いなくバカ売れしますよね。嫌だろうけど。
とにかくパロディというのは、あんまり調子に乗り過ぎると原作レイプになりかねないし、匙加減が難しいものですね。
その点、『中間管理録トネガワ』はとても良い塩梅で幸せな気分になれます。
最後まで読んで頂きありがとうございました。