どもども。オガサワラです。
漫画『テラフォーマーズ』の22巻を読んだので感想とか考察とか書きたいと思います。ネタバレを含みますので気にされる方はご注意ください。
【ネタバレ系の感想記事一覧】
ざっくりあらすじ
物語が全体が大きく進行するわけではありませんが、
〈祈る者〉インヴォーカーとラハブの謎や、
サムライソードの過去だったり、
小町小吉VS膝丸燈 だったり、
暗躍するニュートン一家だったりと、
見所は盛り沢山で中々に熱い巻だと思います。
にしても小町小吉と膝丸燈のバトルは、2世代分の重みがありドラマチックで良いです。

【出典:テラフォーマーズ 22巻】
やっぱり個人的にはテラフォーマーズって任侠だと思うのです。
とはいえ、伏線バリバリに張ってるもんだから、すっかり忘れてしまってるところもあったりします。
なので自分用として少し整理しておきます。
膝丸 燈の親は?
「産みの親も育ての親も直接でないにしろ君を想い全霊で護るだろう。」
「4人ともそういう人間だったと聞いている。」
と、これは13巻での燈の出生について蛭間一郎の弟である七星が語った台詞ですが、

【出典:テラフォーマーズ 22巻】
大雀蜂(オオスズメバチ)は天異変態によるもので、蜘蛛糸蚕蛾(クモイトカイコガ)は、燈のベース能力ですが、秋田 奈々緒の大蓑蛾(オオミノガ)と張 明明の花螳螂(ハナカマキリ)は遺伝子的に受け継いだものとみて間違いないと思われます。
秋田 奈々緒と張 明明に関してはこれまでも母親として確定的と考察されていたので、間違いないとは思うのですが、となると残りの2人が問題ですよね。これは諸説ありますが、個人的には燈の育った児童養護施設の院長である草間 紫暮が育ての親の1人で、あと、もう1人は親がいるわけですが、基本的な身体能力の高さなどからも鑑みるにアレクサンドル・G・ニュートンあたりではないかと思います。
アレクサンドル・G・ニュートンの遺伝子をベースに秋田 奈々緒の大蓑蛾(オオミノガ)と張 明明の花螳螂(ハナカマキリ)を足したのではないかと、で、育ての親が草間 紫暮ってな感じかと思っています。
ハンニバル・G・ニュートン
23巻では、ニュートン一家の新当主になったジョセフ・G・ニュートン。

【出典:テラフォーマーズ 22巻】
これで晴れて世界征服を企てるやべえやつらになったニュートン一家ですが、なんだかさらにやべえやつが登場しました。
ハンニバル・G・ニュートン。
ジョセフの兄にあたる人物ですが、癖の強いニュートン一家の中にいて、さらに異端な雰囲気です。
で、このハンニバルこそがサムライソードの標的であり復讐を果たすべき敵…

【出典:テラフォーマーズ 22巻】
この溢れ出るラスボス感。そしてカニバリズム感…、まあやべえ奴なのは間違いなさそうです。
他の伏線
あとは、テラフォーマーズが地球に1日で建設した3つの堡塁ですが、

【出典:テラフォーマーズ 22巻】
A・Eウイルスをモチーフにしたものと、〈祈る者〉インヴォーカーの顔を象ったものと、巨大なピラミッド…、これらがラハブの謎に繋がっていくのかな~という部分も気になるところです。
そもそも〈祈る者〉インヴォーカーの脳は解析できたのかというのもポイントですね。
そんなこんなで次巻は2019年になりますね。

【出典:テラフォーマーズ 22巻】
新たなる戦場とのことですが…、これは火星を意味しているのか?それともメタファーなのか…、あとテラフォーマーズとゴキブリのハーフも登場するようで、物語がどんな方向に向かっていくのか益々楽しみです。
にしても登場人物が多すぎて不意に登場されるとこの人誰だっけ?ってなりますね。