・追記 2019/01
Huluのオリジナルアニメ『ソウタイセカイ』の続編を熱烈に希望していましたが、この度、映画『あした世界が終わるとしても』という櫻木 優平さんの映画が2019.1.25に公開されます。
これ…、公式で発表された訳ではないけれど、実質『ソウタイセカイ』のリブートなのではないかと。
パラレルワールドを題材としている点や登場人物も『ソウタイセカイ』と同じです。続編ではなかったけれど、劇場版という長尺でリブートされるのは嬉しい限り!!
映画『あした世界が終わるとしても』視聴後でも視聴前でもアニメ『ソウタイセカイ』の方も視聴してみると理解が深まる、かも。
『ソウタイセカイ』の感想
こんばんは。オガサワラです。
Huluのオリジナルアニメ『ソウタイセカイ』を視聴してみました。
前後編で合わせて約30分、サクッと視聴できる本作ですが、
え、これで終わり!?
という感じがどうしても否めない。
そこで続きはないのかと調べてみても…、ない。
続きがない…。
しかしながら最後の締め方がいくらなんでも"俺達の冒険はこれからはじまるEND"過ぎることから恐らく評判次第では続きも制作されるのではないかと個人的に考えております。
というわけで、この作品を少しでも啓蒙し、ぜひ続編を制作して貰いたいという心持ちで感想を綴ります。
物語のあらすじ
ざっくりと説明すると、だいたい第二次世界大戦での敗戦直後あたりから分岐した日本と日本皇民共和国が相対世界としてリンクしていて片方の日本で死んだものはもう片方の日本でも死ぬらしい。
平和で平凡な日本と違い日本皇民共和国は独裁政権とレジスタンスが戦っているらしく相対世界の存在に気付いた日本皇民共和国レジスタンス側の科学者はそのことを利用し日本にて日本皇民共和国の重要人物とリンクしている者達を殺すことで革命を成功させようとする日本からすると迷惑でしかない作戦を決行する。
で、主人公達はそれに巻き込まれていく。
こんな感じのお話。
セルルック3Dにみるアニメ表現の進化

【出典:ソウタイセカイ】
本作は最近どんどん増えてきたセルルック3D作品です。
簡単に説明するとセルルック3Dというのは3DCGで2Dアニメ的な表現をしようという映像技法ですね。
具体例を挙げると、
『楽園追放 -Expelled From Paradise-』
『シドニアの騎士』
『ベルセルク』
『正解するカド』
あたりがセルルック3Dでしょうか。
セルルック3Dかどうか意見は分かれそうですが『けものフレンズ』なんかも3Dアニメですね。
さて、話は少し逸れましたが本作『ソウタイセカイ』もセルルック3Dアニメです。
ちなみに本作の監督は、NHKで放送された『終わらない人 宮崎駿』にて初の3DCGに挑戦する宮崎駿チームのCGディレクターを任されていた櫻木優平さん。
肝心の映像はというと3Dでもここまでアニメ的な表現が可能なのかと…、3D映像表現の進化を感じずにはいられない出来栄えでした。
とはいえ、個人的にはフルCGだとやっぱりフルCGだな~という感じがしてしまうというか、なんだかクリア過ぎる気がするんですよね。
実写とアニメ映画の違うところって画面を完全に支配できるかできないかという部分にあると個人的には感じていて、何をみせたいのかアニメの方がより強く表現できると思うんです。
でもフルCG作品だと見せないという選択肢がきっと取り辛いのではないかと…、要はアニメだと描かなければいいだけの話がCGだと隠さなくてはいけない。
隠したりぼかしたりノイズ乗せたりとか2Dアニメとは違うところにリソースが割かれるのだろうな~、なんてみていて思いました。
とはいえきっとセルルック3Dならではの表現なんかもこれからガンガン生まれるんだろうな~と。
とにもかくにも可能性を感じずにはいられません。
まとめ
というわけで今回はアニメ『ソウタイセカイ』の続編制作を祈祷し記事をエントリーしました。
みなさんもぜひぜひアニメ『ソウタイセカイ』を視聴してみてください。
最後まで読んで頂きありがとうございました。