こんばんは。オガサワラです。
今回は一気読みしたいおすすめの完結済SF漫画を5つ紹介します。
余談ですが、漫画を1巻読むための平均時間って30分なのだそうです。
いくら漫画が好きでも6時間から7時間くらいが一気読みの限界です…、ということは7時間あれば14巻読める。
というわけで、以下おすすめ作品。
レベルE(全3巻)※集英社文庫―コミック版は全上下巻
地球にやってきた異星の王子と主人公のドタバタな日常を短編形式で描いた作品。
短編は下記に分類されます。
バカ王子・地球襲来編
食人鬼編
原色戦隊カラーレンジャー編
マクバク族サキ王女・ムコ探し編
高校野球地区予選編
バカ王子・結婚編
バカ王・ハネムーン編
どれもおもしろいのですが、中でも原色戦隊カラーレンジャー編は後に冨樫義博さんが連載される『ハンター×ハンター』に置ける念能力という概念の原型になったのではないかと言われている編で、『ハンター×ハンター』好きにもぜひ読んで貰いたいです。
個人的には高校野球地区予選編もとても好きで…、どことなくうる星やつらのビューティフルドリーマーを思わせます。
余談になりますが、主人公の《筒井 雪隆》という名前は小説家の《筒井 康隆》さんが元ネタだそうです。
作中に登場する《ドグラ星人・マグラ星人》は、中二御用達の本『ドグラマグラ』が元ネタだったり…、
要所要所にパロ的な要素が踏んだんに取り入れられているのですが…、
冨樫さんの凄いところは、これも元ネタあるのかな? という部分が実はただの設定だったりと…、フィクションだとは分かっていてもつい信じてしまうくらい説得力があるところです。
『レベルE』は、そんな冨樫さんの才能が遺憾なく発揮されている作品。
まだ未読という人はぜひ。
自信を持っておすすめできる漫画です。
星屑ニーナ(全4巻)
星屑というロボットの男の子とニーナという女の子の話。
巻を増すごとにどんどん話が飛躍してとんでもないスケールの話になるのですが、きちんと締まるところは締まっています。
そのためスケールの大きな話によくる大風呂敷を広げ過ぎて畳めなくなる、という印象は『星屑ニーナ』からは受けません。
毒味はあるけれど、終始ウエットでハートフルな作品なので、心温まるSF作品が読みたいという人には、俄然おすすめの作品です。
新世界より(全7巻)
原作は小説。
超管理社会を描いたディストピア系のSF作品です。
作中での人類は《呪力》と呼ばれる、いわゆる超能力の類を使えます。
この《呪力》はとても強力で人間を殺してしまうこともできる。
つまり呪力による対人攻撃の抑止は社会の大きな課題となったわけです。
そして人々が争わないために遺伝子にある仕組みを施します。
《攻撃抑制》と《愧死機構》です。
《攻撃抑制》、これはオオカミなどの野生動物にみられるもので群れ内での争いでの被害が大きくならないように備わっている遺伝子機構です。
《愧死機構》、これは対人攻撃をしたと脳が認識すると発作により死んでしまう遺伝子機構です。
《攻撃抑制》で争いを抑制し《愧死機構》で呪力による対人攻撃を封じる。
と徹底した超管理社会は完璧に見えましたが…
というのがだいたいのあらすじ、だんだんと事実が明らかになっていくのですが…、バケネズミという作中に登場する知能を持った生物の正体が分かった時はぞわっとしました。
ディストピア系のSF作品が好きという人にはおすすめです。
風の谷のナウシカ(全7巻)
ジブリのアニメバージョンが国民的作品なので聞いたことがない人はいないというくらいのビックタイトル。
実はこの漫画、宮崎駿さんが描いています。
映画のみならず…原作の漫画版も自分が描いてるなんて、どんだけパワフルなんだこの人!?
と思わされますが、作品自体もパワフルです。
アニメ映画版のナウシカって漫画版ではほんの序盤なんです。
なのでアニメ映画版のナウシカが好きという方には、ぜひとも漫画版も読んで貰いたい。
映画の続きを知ることができます。
新世紀エヴァンゲリオン(全14巻)
新劇場版は未だに続いていますが、漫画版は完結しています。
さらに、新劇場版からの登場人物で、その正体に様々な憶測が飛び交った《真希波・マリ・イラストリアス》についての核心も最終巻で描かれています。
次回作に対する憶測や、エヴァンゲリオンという作品そのものに対する考察、有名な説にループ説があります。
となると、漫画版もループのひとつ?
アニメ版もループのひとつ?
と中々に楽しく妄想が膨らみます。
エヴァファンには漫画版もぜひ読んで貰いたい。
そしてなによりも…
早く新劇場版の次回作が観たいです。
まとめ
今回は既に完結しているSF作品のみに絞っておすすめタイトルを紹介してみました。
他にも名作はたくさんありますが…、とりあえず今回はサクッと読めるようなものをまとめという感じです。
ただ…、最後のエヴァは劇場版を早くみたいという僕の想いからぶっこみました。
最後まで読んで頂きありがとうございました。