
おはようございます。オガサワラです。
アニメ『Re:CREATORS(レクリエイターズ)』13話で総集編を挟み物語もいよいよ後半戦に突入しました。
という訳で、記事を分割します。14話目以降はこちらに更新していきます。
1話から13話まではこちら。
ネタバレ満載なのでお気を付けください。
まだ未視聴という方はこちらへ。
アニメ『Re:CREATORS(レクリエイターズ)』の感想と視聴方法など - loglog
『Re:CREATORS(レクリエイターズ)』の考察と感想後編
大崩壊を目論むアルタイルと、その目的に同調、あるいは利用されているアルタイル陣営VS大崩壊を防ぐことを目的とする颯太陣営。
先の戦いにて、アルタイルの正体や能力が明らかになり、作者の手を離れ二次創作により能力を無尽蔵に拡張できるアルタイルに対し「あれ、これ無理(チート)じゃね」と判断した颯太陣営は、チートにはチートで、という訳で現界した披造物の物語をクロスオーバーさせ、自陣の披造物を強化し決戦に挑む、という作戦をたてる。
多くの承認さえ得られたら、現界した披造物に物語の改編が反映されることが分かり上記のような作戦に至るのですが、多くの承認を得るために中途半端なことはできない訳で…、文字通り命を懸けた前代未聞の超大規模なコラボ企画になりました。
面白いな~と感じたポイントですが、クリエイター側の戦いも描くことで単なるバトルものでなく、まるで『SHIROBAKO』にバトル要素をぶっこんだ感じが、これまでになく中々に新鮮。
前半を視聴していた時は哲学的なメタに向かうのかとも思いましたがお仕事アニメ的なメタに向かうのですかね。
というわけで後半戦どうぞ。
第22話 Re:CREATORS

遂に『Re:CREATORS(レクリエイターズ)』、最終話を迎えました。
最終話に向かうに連れて、個人的には思ってたんと違う感じが否めませんでしたが、これはこれで良い。
とはいえ、これはこれで良いで締めるのもここまで感想を綴っておいてどうかと思うので、どのあたりが個人的に思ってたんと違うのかもまとめておきたいと思います。
■主人公の成長が分かり辛い
本作の主人公の颯太君ですが、最後までパッとしない感じだったなあと。
まあ1話目の冒頭で自分のことを狂言回しだと断言していますから…、主人公っぽさを求めるのが間違いなのかも知れませんが、それにしても成長が分かり辛い。
人間的に成長していることは物語を通じて描かれてはいるのですが…、分かり辛いですよね。
■誰が主人公なんだろう…
便宜上の主人公が颯太君だとして、では一体だれが本作の主人公なのだろうと考えた時によくわからん…、というのが率直な感想。
結局はアルタイルとセツナの物語ではあるのですが、正直、アルタイルの世界を恨む動機=セツナが自殺に追い込まれるまでの経緯とかもっと掘り下げてくれるのかと思ってました。これに通じるものがあるのですが、作中作のキャラクターの物語がクロスオーバーしても作中作が物語中で掘り下げられていないのでテンションもあがりません。話数に制約があるのでしようがないにしても、何かしらあっと驚く仕掛けでカバーしてくれるのかと期待していたら…、真鍳の能力で強引に話を進めるという…、まあ思ってたんと違いました。
■バトルがなんでもあり…
一番残念だったのが、ここ。
アルタイルの能力がなんでもあり過ぎてバトルという感じがしない。
と、思ってたんと違う感じをまとめると↑↑のような感じです。
『Re:CREATORS(レクリエイターズ)』最後まで視聴してみて一言でまとめると、
最終話のメテオラが可愛い!!です。
メテオラをReクリエイトした↓↓

第21話 世界は二人のために

颯太がシマザキセツナを創作し現界させたことにより物語は急転直下。
アルタイルは完全に戦意を喪失してしまいます。
あれ、これどう言う風にまとめるのだろう…、と思ったら、アルタイルが物語を生み出しシマザキセツナの因果を捻じ曲げ、さらにその物語の中でシマザキセツナがアルタイルの物語を生み出すという無限ループを完成させることで2人が補完されるという…。
そして、このまま1話の冒頭へと続くのだろうか。
なにわともあれ、大団円とまではいかずとも現実は苦く厳しいものなのだ、だからこそ物語を明日を生きる糧に、という風な感じの締めになりそうな予感。
サブタイトルの元ネタは佐良直美の『世界は二人のために』のようです。
第20話 残響が消えるその前に

幾らなんでもチート過ぎるアルタイルの能力に圧倒される崩壊阻止派の面々。
で、ここにきて隠し玉アルタイルと同等の能力を持つシリウスとかいうキャラを現界させます。
なんだかドラゴンボールを彷彿とさせる展開。
そして、倒せないなら吸収してしまえとシリウスにアルタイルを吸収させて計画通りしようとした矢先…。
逆にアルタイルがシリウスを乗っ取りましたとさ、と益々なんだかドラゴンボールっぽい展開に。
もし死んだ筈のキャラが生き返ったりしたら…なんてことを考えるとより一層ドラゴンボールになる気がしつつ…、最後の最後、颯太の物語のキャラクターを現界させる際の颯太と真鍳のユニゾンには痺れました。
とはいえ、物語の登場人物ではないとはいえ死んだ筈のアルタイルの創造主が現界。
流れとしては颯太がシマザキセツナがアルタイルを生み出す際の出来事を物語として創作したのだろうという感じなのでしょう。
それはそれとして、一体どうやって物語をクロスオーバーさせたんだよ!!という話ですが、この突っ込みどころこそが最後のハードルである承認力の問題だったのでしょう。
で、真鍳の能力でハードル飛び越えちゃうという。
この理論でいくと承認力があろうとなかろうとアルタイルが負ける話を創作して真鍳の能力でどうにかなったんじゃ…、と思わなくもないですが、まあ真鍳が颯太に協力すること自体がイレギュラーなことだったので置いておくとして。
シマザキセツナが現界したことでアルタイルがどう動くのかというところ、なんだか大丈夫かな…という予感もしますが、来週が楽しみです。
第19話 やさしさに包まれたなら

『Re:CREATORS(レクリエイターズ)』の作中作である『精霊機想曲フォーゲルシュバリエ』の主人公のカロンVSヒロインのセレジア。
セレジア『Re:CREATORS(レクリエイターズ)』に第1話から登場しているヒロインキャラですが、まさか自爆にて同時退場になるとは。
さらに、アリステリアもアルタイルのチート能力により退場。
ここにきて物語からバンバン退場していく被造物ですが…、ここで、とある出来事が頭をふっと過ります。
第17話でコードバビロンのおっさんが、作中で死んだ筈の娘を作者がメテオラの物語とクロスオーバーさせることで強引に復活させたことです。
承認力を満たさなくてはいけないという前提条件はあるものの、逆にいうと承認力さえ得ることが出来たら死んだ筈のキャラを復活させることが出来るということ。
そもそも、まみかは復活するんじゃないかという予感はしていましたが、退場したキャラが再び現界するという流れが濃厚な気が。
第18話 すべて不完全な僕たちは

実践投入された星河ひかゆが思いの他インファイターでした。
コンセプトとしては無茶な設定付加でキャラ崩壊という感じなのでしょうが、そもそも星河ひかゆの原作のイメージを知るよしもないので…、ぜんぜん普通に受け入れられてしまうというか…、ギャルゲーの主人公がファンディスクで唐突に武闘派になるって、文字にすると面白いですが…、星河ひかゆの登場作品はあくまでも作中作なので原作のイメージを知らないしギャップとして弱い気がしてしまいました。
正直もっとぶっ飛んだ仕掛けがあるのかなと考えていたのですが意外に普通だったという。
あと唐突に真鍳がなんだか良いキャラ風に描かれているのもなんだか気になりました。
戦略的にも結局は正面衝突という感じで今のところ何か驚く仕掛けがあった訳でもないので…、残すところ颯太がどのように戦局に絡んでいくのかというところでしょうか、ここに期待したいと思います。
第17話 世界の屋根を撃つ雨のリズム

遂に始まったアルタイルとの決戦。

序盤はフォーゲルシュバリエとギガスマキナの共闘という熱い展開でした。

そして、後半はアルタイルとは別行動をしていたコードバビロンのおっさんと創造主とのドラマ。
なんだかアルタイル陣営から崩壊阻止派の陣営に寝返りそうな予感…
アリステリアもアリステリアでなんだか独自の思惑がありそうだし、真鍳もこれまで通り独自の目的のために動いていたり、弥勒寺は自身の原作主人公とバトル中だったり、それぞれがそれぞれの思惑で動いているのでとにかく情報量が多いですね。
ただこれも点々が線で繋がる伏線なのでしょうから、今度どのようにそれぞれの思惑がぶつかり合い物語がどのような結末を迎えるのか…。
ちなみにサブタイトルの元ネタは、サザンオールスターズの『世界の屋根を撃つ雨のリズム』ではないかと思われます。
第16話 すばらしい日々

第16話ではエリミネーションチャンバーフェスの開催まで描かれます。
派手なバトルシーンはないものの作中作が如何にクロスオーバーしていくのか視聴者の期待を煽るような構成で、どんな風に期待を裏切ってくれるのかが非常に楽しみです。
各登場人物達もこれまでの事前準備により能力が強化されている様子。


17話がとても楽しみです。
ちなみにサブタイトルの元ネタは、ユニコーンの『すばらしい日々』ではないかと思われます。
第15話 さまよいの果て波は寄せる

第15話では2人の新たな被造物の出典が明らかになりました。
美少女ゲーム 「ほしぞら☆ミルキーウェイ」のヒロイン、星河ひかゆ。
そして、漫画「閉鎖区underground -dark night-」の主人公で弥勒寺のライバル、白亜翔。
星河ひかゆが颯太陣営、白亜翔がアルタイル陣営。
「閉鎖区underground -dark night-」の主人公白亜翔が大崩壊推進派で、そのライバル弥勒寺が大崩壊阻止派というのもなんとも熱い展開。
この2人が今後ストーリーにどのように絡んでいくのか楽しみです。
第14話では概要が明らかになった「エリミネイション・チャンバー・フェス」ですが、どうやらアルタイルには筒抜けの様子。
アルタイルの落ち着き具合から考えるに、このまま順当に物語をクロスオーバーさせ決戦に挑んでもアルタイルに勝つことは難しいのでしょう。
というか視聴者としても「被造物各々の物語をクロスオーバーさせ自キャラを強化設定を組み込んだ物語を制作者側の努力で面白い物語として完成させて承認力を得て強大な敵に勝つことができました」では興ざめでしょうから。
なんかしらあっと驚かされる大きな仕掛けがありそう。
だいたい登場人物も出揃った感があるので被造物の勢力図を作成して整理してみました。

アルタイル側が混沌としていますが…、元々アルタイルは本来の目的を伏せて被造物を勧誘していましたので、本来の目的が煌樹まみかに悟られ→煌樹まみか大崩壊を起こそうとしているのを思いとどまってくれるように説得しようとしアルタイルに致命傷を負わされ→それを築城院真鍳が発見し→アリステリアにはメテオラがやったと吹き込む→そして煌樹まみかを友と認めていたアリステリアは私怨を晴らすために戦うことになり→築城院真鍳は面白ければなんでもいいという感じで第三勢力に。
と、こんな感じ。
というわけで今後はどうなっていくのか16話以降も楽しみです。
ちなみに今回のサブタイトル「さまよいの果て波は寄せる」の元ネタはきっと松任谷由実さんの「さまよいの果て波は寄せる」。
第14話 ぼくらが旅に出る理由

今回からOPとEDが新しくなりました。
そして、その新OPに登場していますが、今後2人新キャラが登場するようです。


14話の最後にちょろっと女の子の方のキャラが登場しています。

さらに新EDをみる限り、どうやらこの女の子は颯太陣営っぽいです。
ということは男の方のキャラがアルタイル陣営なのかな。
新キャラがどのように物語に絡んでいくのか楽しみですが、今後打倒アルタイルの「エリミネイション・チャンバー・フェス」がどのように進行していくのかも楽しみです。
と、ここで「エリミネイション・チャンバー・フェス」の概要を簡単に整理しておきますと、多くの承認を得ることができれば現界した披造物に物語の改編が反映される性質を利用し、自陣営のキャラを強化しアルタイルを倒そうという作戦。
具体的には物語を1つに統合しあらゆるメディアで広め、その物語にアルタイルを閉鎖空間に誘き寄せ倒すことが目的です。

ざっくりこんな流れで承認力を高めてイベントを開催しようという感じ。
クリエイターズ同士の意見のぶつかり合いなんかも描かれていてお仕事アニメシリーズを彷彿とさせます。
とはいえ、しっかりバトルアニメしているので、まるで『SHIROBAKO』の半分をバトル要素に代えたような雰囲気がとても面白いです。
とまあ14話はそんな感じの回でした。
恒例のサブタイトルの元ネタですが、今回は小沢健二さんの「ぼくらが旅にでる理由」でしょう。
まとめ
というわけで『Re:CREATORS(レクリエイターズ)』の14話目以降はこちらの記事に更新していきます。
※画像出典:Re:CREATORS