こんばんは。オガサワラです。
僕はオムニバス形式の漫画が好きです。
理由はいろいろあるのですが、一番はその読みやすさ。
オムニバス形式でも各章が完全に独立しているものから大きな物語の中で各章が関連しているものまで多種多様ですが、どちらもあの話だけ読みたいと気軽に読み返すことができるのが最大の魅力です。
というわけで今回はそんなオムニバス形式の漫画が好きな僕がおすすめするオムニバス形式の漫画を紹介します。
カルト・ホラー系
栞と紙魚子
栞と紙魚子という2人の女の子がいろいろな事件に巻き込まれる話。
最近少し話題のクトゥルフ神話が元ネタのキャラとかも登場していたりして一癖も二癖もある奇妙な世界が展開されています。
つげ義春初期傑作短編集
『ねじ式』『紅い花』『無能の人』が収録されています。
いわゆる不条理系とカテゴライズされる漫画の始祖であるつげ義春さん。
個人的には『無能の人』が好きです。
虹ヶ原 ホログラフ
オムニバスと呼べるかは分からないのですが《過去・現在・未来》が交錯する話なのですが、いろいろな視点で描かれておりオムニバス的。
中々複雑な話なので読むのに気合が必要ですが、サスペンス的な雰囲気も好きな人はきっと好き。
引き合いに出すのもなんだか憚られますが…、『ヒミズ』の頃の古屋実さんとなんだか似ている雰囲気があります。不条理系漫画としてのルーツが同じだからなのでしょうか。
素晴らしい世界
『虹ヶ原 ホログラフ』と同じく浅野いにおさんの作品。
『虹ヶ原 ホログラフ』よりはいくぶん雰囲気が明るく、個人的にはこちらの方が好きです。
Y氏の隣人
ザビエールという幸福の伝道師が悩める人に不思議な道具を与えて幸せにしようとしていくのだけど、欲に溺れて道具の使い方を誤ったりなんだで結局不幸になっちゃう的な話がたくさん詰め込まれています。
例えるのなら『笑うセールスマン』とか『世にも奇妙な物語』のような感じでしょうか。
各話がさくっと短いので不意に暇な時間が出来た時とか猛烈に読みたくなります。
不安の種+
ガチで怖い。各章サクッと読めるのですが、トラウマになるレベル。ホラー好きにはおすすめです。
もののけ草紙
『夢幻紳士』という漫画のスピンオフ作品らしいです。
物語は《手の目》という特殊な能力を持つ女芸人が各地を点々とする話。
1巻は短編色が強いのですが巻を増すごとに大きな物語に展開していくパターンの漫画です。
アウターゾーン
ジャンプのオカルトでオムニバス形式の漫画と言えば、これ。
『Y氏の隣人』と被りますが、これも『笑うセールスマン』とか『世にも奇妙な物語』のような感じですね。
ねこじるうどん
にゃーことにゃ太という猫の可愛らしいキャラクターの日常が描かれているのですが視点が非常に独特で毒があります。
読むとなんだか凹む漫画なので注意が必要。
死にたくなるしょうもない日々が死にたくなるくらいしょうもなくて死ぬほど死にたくない日々
独特の絵柄と台詞回しの漫画です。
タイトルは暗い感じですが、そこまで陰鬱な話ばかりではありません。長編で書いて欲しいくらいキャラクターがどれも魅力的。
SF系
AIの遺電子
AI(人工知能)のお医者さんの話。
テーマがAI(人工知能)なのにも関わらず物凄く人間ドラマしているという、とてもウエットな物語。
ひきだしにテラリウム
地味な面白さがあります。いわゆるスルメ作品で、ほんと地味なんですけど、読み返したくなります。
星屑ニーナ
星屑というロボットとニーナのお話。
物語は短編形式で進んでいくのですが、大筋はあるという感じ。
ラストは綺麗にまとめられており、読了後に爽やかな気持ちになれるところが、とても気に入っています。
週刊少年ガール
身体の一部に漫画が浮き出てくる女の子とか感情で身体に柄が出ちゃう女の子とか…、漫画に関連した女の子がたくさん出てきます。女の子がかわいいです。
伝記系
ヒューマニタス
まるで良質のドキュメンタリー映画をみているような気持ちにさせられる漫画です。
とはいえ1巻完結で各章も短いので気軽な気持ちで読み始めることが出来てとてもおすすめです。
日常系(読み手が)
読み手の日常に違和感なく馴染むタイプの短編形式の漫画。
こちら葛飾区亀有公園前派出所
漫画が置いてあるラーメン屋さんにいくとだいたいある。
クレヨンしんちゃん
歯医者には絶対に置いてあるイメージ。
鉄板レベル
漫画が好きならぜひ読んでおいた方が良い鉄板レベルの短編形式漫画。
火の鳥
度々紹介していますが、やっぱりどうしてもこの漫画だけは外せない。
レベルE
これも度々紹介していますが、以下同上…。
まとめ
というわけで今回は個人的におすすめのオムニバス形式の漫画をまとめてみました。
おすすめなどあれば気軽にコメントください。
最後まで読んで頂きましてありがとうございます。