こんばんは。オガサワラです。
今回はマイナーだけど、おもしろい。そんなおすすめ漫画を紹介します。
マイナーと判断する基準は、
① この記事を作成する段階でまだ電子書籍化されていない漫画
② 筆者の周りに知っている人が少ない漫画
以上です。
魔剣X Another Jack(全2巻)
DC(ドリームキャスト)の名作ゲームである『魔剣X』を、『ドロヘドロ』で有名な林田球さんがコミカライズした漫画作品です。
『魔剣X』というゲーム自体あまり知っている人がいないマイナーなゲームという印象。
そのマイナーなゲームのコミカライズなので、これはもう堂々のマイナー漫画ではないでしょうか。
さて、この漫画『魔剣X』ですが、ダークな世界観が売りのゲーム版の雰囲気が良く再現されています。
まあ、それもそのはず林田球さんもダークな世界観が売りの漫画家さんですからね。
というわけで原作との親和性がかなり高く、原作のゲームのファンもきっと気に入る1冊です。
ほんと見事なコミカライズ。
ちなみに原作の『魔剣X』はPS2に移植されているので、気になった方はゲームの方もぜひ。
アトラスのゲームなのですが、とてもアトラスっぽいゲームに仕上がっています。
ただし、難点を挙げると、3D酔いします。今の映像技術でリメイクして欲しい。
というわけで『魔剣X』ファン、並びに林田球さんのファンには熱烈におすすめしたいマイナー漫画です。
夢みる機械(全1巻)
SF・伝奇漫画家、諸星大二郎さんの短編集。
摩訶不思議な諸星大二郎ワールドが炸裂しています。
余談ですが、ひとつマイナーこぼれ話をさせてください。
短編集のタイトルにもなっている『夢みる機械』、実は『世にも奇妙な物語』で実写化もされています。
なので漫画を読んで、あれこの話知ってるかも…と感じた人はもしかすると『世にも奇妙な物語』版の『夢みる機械』を観たことがあるのかも知れませんね。
『夢みる機械』だけでなく収録されている全ての話がおもしろい、おすすめのマイナー漫画です。
SARU (全上下巻)
最近では『リトル・フォレスト』というスローフードを題材とした漫画で有名な五十嵐大介さんの漫画作品です。
内容は、スタイリッシュなオカルトSFという感じなので『リトル・フォレスト』をイメージして読むと面喰うくらい作風が違うと思いますが…、かなりおもしろいマイナー漫画です。
この漫画との出会いは少し特殊で…、諸星大二郎さんの『西遊妖猿伝』に斉天大聖孫悟空や無支奇という妖怪が出てくるのですが、そのことを調べている時にこの漫画と出会いました。
というわけで作中に登場するモノ猿は斉天大聖孫悟空がモチーフとなっています。
この作品に登場する孫悟空は、《畏怖》そのものであり、世界各地の神話や伝承に登場する超越者のような存在で、孫悟空としてのモノ猿もその無数ある姿のひとつに過ぎない、という具合。
で、そのモノ猿と人類が対峙するというのが話の大筋です。
まあ中々壮大にしてオカルトなマイナー漫画なので、この手の話が好きだという人には堪らないおすすめ作品です。
拡散(全上下巻)
主人公は、拡散といって存在が霧のように拡散してしまったり戻ったりを繰り返しながら、さまざまな地でさまざまな人と出会い物語を展開していきます。
いわゆる形而上的な作品でそういうの好きな人にはたまらないと思います。
考えさせられると表現するとなんだか月並みな表現ですが、正に考えさせられる心にズシンとくるおすすめのマイナー漫画です。
東京怪童(全3巻)
『ドラゴンヘッド』で有名な望月ミネタロウさんの作品。
脳の疾患により社会生活が困難な子供たちが暮らす病院が舞台のマイナー漫画です。
キャラクターが抱えている脳の疾患を幾つか挙げると、
思ったことをすべて口に出してしまい嘘がつけない
人がみえない(認識できない)
ところかまわずオーガズムを迎えてしまう
など。
まあ社会生活は困難だろうなという一癖も二癖もある登場人物達が織りなす群像劇となっています。
変な人を観察するのが趣味という人にはおすすめのマイナー漫画です。
ツノ病
ゲーム『塊魂』のキャラデザを担当しているクリハラタカシさんの作品。
作品の内容は、ある日突然、ツノ病というツノが生えてくる病気にかかってしまったという物語。
ポップだけどシュール、そしてコミカルという独特の世界観を展開しています。
これぞ正にクリハラタカシワールド。
シュールな笑いが好きな人にはおすすめのマイナー漫画です。
まとめ
というわけで今回は電子化されてないくらいマイナーでおもしろいおすすめの漫画を紹介しました。
大好きな作品ばかりなので、少しでも興味を持って頂けると幸いです。
マイナー漫画と言えば、他にもこんな漫画があるぞという意見も大歓迎なので気軽にコメントください。
最後まで読んで頂きありがとうございました。