こんばんは。オガサワラです。
みなさんは、中二病をご存じでしょうか?
はい、あの「闇の炎に抱かれて消えろ!」みたいなやつです。
はい、あの「左腕に封印した筈の何かが暴れて疼きだす」みたいなやつです。
ここで、みなさん冷静に考えてみてください。
学生の頃、「闇の炎に抱かれて消えろ!」とか、左腕に何かが封印されてるやついましたか?
いませんよね。
居たとしてもね。それは中二病のキャラを演じている中二病キャラなだけです。中二病の俺、おもしれー! うぇーい! みたいなね。
真の中二病というのは、面白さを追求しません。
では僕自身の過去を具体例として出しましょう。
僕は小さい頃、水を注いだ瓶の中に、ダンゴムシを集めていました。
どうでしょうか?
笑えない!! 気持ち悪いし単なる黒歴史です。
でも、あの頃の僕はマッドサイエンティストなフンイキで俺かっけーとなっていたわけです。
バッタを紐で括って飼いならすことができないかトライしたこともあります。使い魔みたいでカッコいいと思ったからです。
意味もなく下駄を履いたりもしました。意味がわからないですが、カッコいいと思っていました。
で、好きな映画はキューブリックの「博士の異常な愛情」とか白々しく言っちゃうわけです。
当時の僕はろくに映画の意味も分かっておらず、それどころか途中で寝てた癖に。
いたいたいたいたいたいたいたい!!! 痛い!!!
バンドのポジションで好きなのはもちろんベース。で、好きなベーシストはプライマスのレスクレイプールなんて言っちゃうわけです。
他にも、スメルズ・ライク・ティーン・スピリットという言葉を使う機会を探していたりするわけです。
たたたたたたたたたたたたた!!!! たーーー!!!
で好きなマンガはテイストが古いマンガでSFとかオカルト色が強いもの…、好きな漫画家は諸星大二郎とか…
って、今も変わらねーーし!!
そうなんです…。
僕は、今日もこうして痛みを伴い黒歴史を更新し続けています。
大人になればマンガなんて読まなくなるしゲームなんてしなくなると言われ育てられてきました。
あの時は「嘘だー」と思いましたが、本当に嘘でした。
びっくりです。
僕はゲームもするし、マンガなんて子供の頃より今の方が読んでいる。
真の中二病というやつを教えてやろうか?
中二病はキャラなんかじゃない、人格形成の根幹にまで及ぶ、意識の奥深くに打ち込まれた楔≪memories≫。