こんばんは。オガサワラです。
漫画『眠れる森のカロン』を読みました。面白かったので、次読む漫画を探しているダークファンタジー好きに、ぜひオススメしたいです。
可愛い表紙とは裏腹にかなりダークな内容となっています。
3巻完結でサクッと読めるので、読みたい漫画に迷っている人は、ぜひ候補に入れて頂きたい。
具体的に、どのような方にオススメかと言いますと、グロ耐性があってダークファンタジーが好きな人からすると面白いかと思います。SF要素もあり考察の余地もあるので、そういうの好きな人にもオススメです。
具体例を挙げると、
『国民クイズ』
『羊の木』
『グッド・ナイト・ワールド』
なんか好きな人だとハマるんじゃないかと。
ネタバレしない程度に、軽く触りだけ説明していきます。

【出典:眠れる森のカロン】
この物語の主人公”ぼく”は、記憶を亡くしてしまっていて気付いたらぜんぜん知らないお城にいました。で、謎の少女かろんに助けられます。”ぼく”は一体誰なのか、謎の少女かろんは何者なのかというところから話はスタートします。
この辺りの謎は1巻の終わり2巻の冒頭で明らかになるので展開がスピーディーで引き込まれます。
ちなみに、まだ読んでなくてネタバレに気を付けたい人は「眠れる森のカロン 考察」や「眠れる森のカロン ネタバレ」でググると記事タイトルでネタバレしている記事など出てくるのでご注意ください。
さて、この漫画ネタバレなしで勧めようとすると書けることが本当にない…。という訳で、色の近い作品を漫画を問わずに挙げていくことで、『眠れる森のカロン』という作品の持つ空気感を伝えていきたいと思います。
設定や世界観なんかは『新世界より』に近いものを感じました。画風は表紙をみて貰うと分かる通り可愛らしい感じで作風と絵柄のギャップを狙ったタイプの作品ですね。可愛い絵柄だけど実はハードな冒険譚でしたってな具合で『メイドインアビス』っぽいですかね。
んで、何回かどんでん返しがある辺りは上でも挙げた『グッド・ナイト・ワールド』っぽい部分。『メイドインアビス』や『グッド・ナイト・ワールド』よりも古い作品なので、『メイドインアビス』や『グッド・ナイト・ワールド』の方に『眠れる森のカロン』っぽい要素があると表現した方が正しいのかも知れませんが
映画でいうと、不思議な世界に迷い込むってことで『不思議の国のアリス』を想起させますが、ディズニー版ではなく、ヤン・シュヴァンクマイエル版『アリス』の悪夢的な感じに雰囲気が似ています。
総括し一言でまとめると、病的な雰囲気の漂う作品。
興味がある人は、ぜひご一読ください。
最後まで読んで頂きありがとうございました。