
【出典:マッド・マックス怒りのデスロードオフィシャルサイト】
どうも。オガサワラです
先日、『マッド・マックス怒りのデスロード』を視聴したので感想を。
マッド・マックス怒りのデスロードとは
某世紀末救世主伝説で描かれた様な「ヒャッハー!!」な世界観を持つ映画『マッド・マックス』。(『北斗の拳 世紀末救世主伝説』が『マッド・マックス』に影響を受けたそうです)
なんとこの『マッド・マックス』の30年振りの新作でシリーズ通算4作目こそ本作、『マッド・マックス怒りのデスロード』です。
ちなみに過去3作品はいっさい観たことがなくとも、ぜんぜん楽しめました。
既にメディア化されており家庭でもご視聴出来ますので、まだ観てないんだよね~という方には、是非お勧めしたい一本。
それにしても2015年の映画関連の話題をかっさらっていった大ヒット作品になりましたね。
この映画の魅力は主人公マックスの魅力
もうね。
主人公のマックスが堪らなく良かったです。
マックスって明確な目的意識もない過去にトラウマを持つ冴えない狂いかけで無口なオッサンなんですけど、なんていうかこの感じが良いんです。
こんな雰囲気を醸し出しちゃうトム・ハーディー、まさに名演だと思います。
てかたぶんヒロインのフィリオサの方が主人公っぽい
明確な目的意識もない過去にトラウマを持つ冴えない狂いかけで無口なオッサンよりも主人公っぽいヒロイン、フィリオサ。
彼女がいるからこの物語は成立したといっても過言ではありません。
物語が物語であるために必要な要素とは何でしょうか。
目的です。
この物語の目的の中核を成すのがフィリオサ。
まあヒロインが何かしらの目的があり主人公もそれも協力、なんてのはテンプレートかも知れませんが、ヒロインの方が主人公よりも行動力があり、ここまで物語に推進力を与えているケースも珍しいと思います。
まあ、とはいえ、本作の公式主人公、マックスにも目的が一切ない訳ではありません。
奪われた愛車(インターセプター)を取り戻すこと。
マックスからしたらフィリオサの怨敵であるイモータン・ジョーなんてどうでもいいのです。
ことがどんどん大きくなっていってしまったのは間違いなくフィリオサのせいであり映画が面白いものになったのはフィリオサのお陰です。
フィリオサはこの物語にとってエンジン。V型8気筒です。
※物語とは関係ないのですが、彼女のことをカタカナで表記すると、フィリオサなのかフュリオサなのか、スペルはFuriosaですが。
イモータン・ジョーは果たして悪か
本作の非常に分かり易い敵であるイモータン・ジョー。
しかし、彼を本当に悪とするのか否かは難しい問題です。
もちろん、物語の進行上彼は悪であり分かり易い独裁者ですが、このマッド・マックスで描かれる荒廃した世界に置いて、コミュニティを形成し、他のコミュニティの圧力から自コミュニティを守ってきた、その政治的手腕たるや目を見張るものがあります。
彼の配下が餓え乾きながらも、ある程度の生活を保証されているのは、彼の力によるところであるのは紛れもない事実なのです。
とはいえ、彼はフィリオサの敵であった。
本作の物語のエンジンの敵なんだから、小難しいことは置いておいても討たれるしかないのです。
僕の大好きなシーン
マックスが持っていたライフルをフィリオサに渡し自分の肩を貸すというシーンがあるのですが、ここは僕の大好きなシーンです。
敵をライフルで撃たなくてはならないシーンで、最初はマックスが一所懸命に敵を狙撃していたんですね。
でも上手くいかない。
で、自分よりフィリオサの方が射撃精度が高いと判断したマックスがライフルをフィリオサに渡し自分の肩を貸すわけです。
この演出なかなか格好良いんですよね。
まとめ
というわけで今回は映画『マッド・マックス怒りのデスロード』の感想記事でした。
1人でも多くの人にこの映画に興味を持って頂けると嬉しいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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