おはようございます。格闘は専ら漫画かアニメで。超平和主義のオガサワラです。
裏サンデーコミックの『ケンガンアシュラ』がkindleで3巻まで無料だったの読んでみました。所感などを。
物語の導入

物語は、うだつが上がらないサラリーマン、山下一夫(ヤマシタカズオ)と、絶対に的な力を持つなにやら過去にわけありそうな格闘家、十鬼蛇王馬(トキタオウマ)の出会いからはじまります。
そして『拳願仕合(ケンガンジアイ)』という江戸時代より商人同士の決めごとに使われていたという裏格闘技の世界に足を踏み入れることになるのですが…。
異端十鬼蛇王馬と凡人山下一夫
『ケンガンアシュラ』1巻の前半では、山下一夫はこの物語に必要なのだろうか…、と思ったのですが、読んでいく内に、なるほど山下一夫の役割に納得しました。
普通に考えると十鬼蛇王馬の視点で強敵達に挑んでいく話がまっとうな気がするのですが、それでは如何せん感情移入がし辛い。
一般人の視点やら細かい解説など、それらの役目を一手に引き受けているのが山下一夫というただのサラリーマンのおっさんというわけです。
山下一夫の語り口は、なんとなく刃牙シリーズに登場(ちょいちょい差し込まれる街頭インタビュー的な演出)するTHE一般人を思わせますが、これをメインキャラに据えるというのは、冒険であると同時に、発明なのではないかと思わされました。
一般人の視点を色濃く織り交ぜることで『ケンガンアシュラ』は格闘漫画を読んだことがない人でも読める、入口の広い格闘漫画になっているのではないでしょうか。
格闘シーン

格闘漫画に置ける格闘シーンは、当然ながらメインコンテンツであり最も重要な要素ですよね。
ケンガンアシュラは原作と作画に分かれており、絵柄は好みがわかれるところですが、ダイナミックな勢いのある絵から、動きのない絵までクオリティがとても高くてみていて安心感があります。
拳願仕合
『ケンガンアシュラ』には企業が抱える格闘家のランキング、企業序列というものが、存在しており話の大筋としては、十鬼蛇王馬が頂点を目指すというものなのですが。
そこはなにやらわけありそうな十鬼蛇王馬、3巻以降で十鬼蛇王馬の過去がどう絡んでくるのかというところが見所ですね。
まとめ
なんだかひさびさに刃牙シリーズのようなテイストの格闘漫画が出てきたという気がします。
『ケンガンアシュラ』は、格闘漫画新規参入でも読みやすいように工夫されていますので、これまで格闘漫画読んだことがないという人にもおすすめの漫画です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。