どうもオガサワラです。
2015年の夏のハイライトは…
「伝説巨人イデオン」!!
僕の夏の思い出は、接触編&発動編を観たことに尽きますね!
Theインドアここに極まる!
古き良きアニメ「伝説巨人イデオン」のススメ
僕はロボット系のアニメをほぼほぼ通っていないのですが、友達とアニメの話になると「伝説巨人イデオン」のラストシーンはやべえからみておいた方がいいとおすすめされる機会が多くて…、まあこれだけおすすめされるのだから間違いのない名作なのだろうと重たい腰をあげてアニメ版「伝説巨人イデオン」の視聴を開始しました。
ところが、ファーストガンダムもみたことがなかった僕は、古典的なアニメに対する耐性がゼロで、登場人物の台詞にどうしても違和感を覚えてしまいぜんぜん感情移入することができずに…。
アニメ版「伝説巨人イデオン」初見では「どうしようめっちゃつまらない…(汗)」とすら思いました。
ロボットアニメとか昔のアニメって自分には合わないな~と、決め込んでいたのですが、劇場版をみても十分ラストシーンは衝撃だという話を聞き接触編と発動編をまとめて視聴したところ。
神でした。
ふつうに神アニメでした。
ごめんなさい。
古いアニメだからと嫌煙している人には劇場版「伝説巨人イデオン」をおすすめしたいです。
イデオンを愛している方達からしたら邪道なのかもしれませんがコンパクトにまとめられている分、劇場版の方がイデオンの魅力が伝わりやすいと思います。
「Google Play ムービー」なら350円で72時間視聴できる
古典的名作を視聴しようとした際に問題になるのが、視聴の手段だったりすること多くありませんか?
ストリーミングで気軽に視聴したいのに配信には対応しておらずにDVDやBlu-rayのようなメディアじゃないと観れないなんてことも古い作品であるほど多々あります。
となるといちいちレンタルで借りたり購入しないといけなくて煩わしいですよね。
でも、その点、イデオンは「発動篇」「接触篇」共に「Google Play ムービー」で視聴することができるので思い立ったら直ぐに視聴することができます。
映画ってみようと思った時にみないと後回しにすると、どんどんみる機会がなくなっていきますからこういうスピード感って意外と重要です。
さらに、劇場版イデオンの接触編&発動編の両方を視聴しても700円ですから、一本350円でみれるならかなり安いのではないでしょうか。
近年、違法アップロードされた動画が問題になっていたりしますが、どうせなら少しでもクリエイターに還元されるような手段をとりましょう。
収益にならないものは作れませんから…、大好きな文化を守る上でもこういう心掛けはとても大事だと思うんです。
とは言いつつパッと目につくと違法アップロード動画でも観てしまったりしますけど…、気をつけていきたいものです。
自戒の意味も込めてアニメ見放題サービスの比較記事を作りましたので参考にどうぞ。
劇場版からアニメ版の魅力を再確認する
最初は、アニメ版に挫折したから劇場版へと逃げた訳ですが、いざ劇場版が、やべえ面白い!となってみると、人間面白いものでアニメ版も改めて気になります。
発動編の予告でも観れますが、冒頭3分で本作に何人かいるヒロインの内1人の首が飛びます。そして、主人公の咆哮からのタイトルロゴ。
とにかく、かなり早足で物語が展開していくので、各登場人物の背景を掘り下げたいという欲求が高まります。
そうなると、必然的にアニメ版も観ようとなり、手のひらでゴロゴロ転がされます。
伝説のラストシーン
ラストは衝撃でした。知りたい方は是非本編をご視聴下さい。
コレばかりはみてもらうのが早い。
僕から1つ言えることがあるのなら、イデオンは、せめて「発動編」だけでも観て貰いたいです。
これを観てまったく触手が動かされない方は、たぶんイデオンが合わないのだと思うので、まあこればっかりは好みなのでしょうがない。
まとめ
この記事は、2015年に書いたものですが、2016年初夏である現在でも何故か人気が高く、僕のブログの中でもロングランの記事です。自分でいうのもなんですが、こんな場末のブログまで辿り着くくらいですから、イデオンのファンはきっと熱心な方が多いのでしょう。
それにしても「伝説巨神イデオン」が放送開始されたのが1980年のことだそうですから、今から36年の前になります。36年も人々を夢中にさせる作品だなんて、それこそ伝説ですよね。これからも語り継いでいくべき名作だと思います。
一視聴者としての自分の視点が今後視聴しようとしている人の参考に少しでもなるのであればこれほど嬉しいことはないです。
劇場版イデオン視聴後に読んで貰いたいおすすめ記事
イデオンをみてから読むと超おもしろいおすすめの記事をリンクしておきます。
WEBアニメスタイル
『伝説巨神イデオン』に関しては、後に発表される劇場版『発動篇』と切り分けて考えるのが難しい。以下は『発動篇』を交えての印象だ。とにかく人が死ぬアニメだ。大勢いた登場人物が『発動篇』ラストまでに全てが死んでしまう。その物語を一言で表現するなら「壮絶」。生と死のギリギリの一線で展開される物語であり、アニメでこれほど「人の死」を実感した事はなかった。
WEBアニメスタイルより
テレビ版と劇場版を踏まえての印象が語られているのですが、印象に残った部分を引用させて頂きました。
こちらで全文読むことが出来るので興味がある方はどうぞ。
www.style.fm
アンサイクロペディアの愛のある概略
ロボットアニメの大家サンライズが富野喜幸(由悠季)監督に対し、過度のストレスを与え精神を励起状態に活性化させて制作させたサイコパス作品である。元々イデオンは消防車とか救急車が合体して被災地へ直行するレスキューロボの予定だったが、サイコ化した富野の「これは第6文明人の遺跡です」という周囲が理解できない一言で概略が決定してしまう。
アンサイクロペディアより
アンサイクロペディアの概略が面白かったので引用させてもらいました。
女優の坂井真紀さんイデオンめっちゃ好きらしい
女優の坂井真紀さんなんだか相当イデオンがお好きなご様子です。意外。
ただそれよりもなによりも、「はげしくどうい」と坂井真紀さんが呟いたのかと思うと考え深いものがある。
www.j-cast.com
ガンダムとイデオンの微妙な関係
番外編・イデオンとガンダムの微妙な関係その1
『絶対にありえない設定』ですので、と前置きをされていますが、個人的にとても楽しめました。
オフィシャルページです。
www.ideon.jp
イデオンの情報が色々とみれます。
イデオンとイデア論 ラストシーン考察(ネタバレ注意)
これはあくまでも僕の個人の勝手な考察なのですが…、イデというのはイデア論のイデア(idea)が元になっているのではないかと考えています。
イデア《idea》の語源は《idein》といわれており、これは「みられるもの」のことを表しているそうです。
「IDEON」は、この《idein》が由来の造語で第六古代文明の乗り物ということで、
《IDE》+《ON》=《IDEON》
になったのではないでしょうか。
なんだかこじつけた感じが否めませんが…、他にもイデオンとイデア論が関係しているという根拠が幾つかあります。
伝説巨人イデオンの伝説のラストシーンをみるとわかるのですが、全滅エンドというよりは「エヴァンゲリオン」に登場する《人類補完計画》や《ガフの部屋》に似たものを感じました。
つまりイデオンのラストはイデアという全中の根源へ魂が返還されたということが描かれているのではないかと思うのです。
ここでイデア論について少し説明させてください。
イデア論とは、古代ギリシャの哲学者プラトンが提唱した、哲学的な概念のことを指します。
本当にこの世に実在するのはイデアであって、我々が肉体的に感覚している対象や世界とはあくまでイデアの《似像》にすぎない、とする。
引用:Wikipediaより
とても難しいですね。
これは形而上学と呼ばれるもので英語では《metaphysics》。
俗にいうメタいとかメタ的とか、ネットスラングの元になっているのが、この《metaphysics》です。
このメタがイデオンのラストとどのように関係があるのかということなのですが、イデオンの登場人物達というのは最終的に宇宙の枠の外に飛び出たんですね。
世界の根源であるイデアへと還り、そしてイデアから宇宙へと散り散りに散らばりまた新しい宇宙として再生されるというのが、僕の考えるラストの大筋です。
イデアに還った主人公らはひとつにはなっても個としての意識は保たれており宇宙の外から宇宙を観測しているので、形而上学的であり俗にいうメタい状態であるといえます。
彼ら自身が宇宙の根源であり原因であり彼ら自身が世界であるともいえる状態…、そして彼らは飛び散りまた世界となる。
ううん…、イデオン…、さすが伝説とまでいわれるラストシーンだけあり妄想が捗ります。ありがとうございます。