おはようございます。オガサワラです。
「がらがらどん」は「バーナード嬢曰く。」に登場していて知った絵本です。
三匹のヤギ達が山に向かう途中でトロル(怪物)に出会いうんたらかんたら……、という内容なのですが、力はより大きな力で捻じ伏せるという真理が説かれています。
何よりもお気に入りのポイントは、ヤギ達の目的が山に太りにいくことだったりするなんとも俗的なところです。
力はより大きな力で捻じ伏せると言えば、日本にも古来より<目には目を歯には歯を>ということわざがあります。
これは僕がまだ幼稚園に通っていた頃の話なのですが、当時、僕の通っていた幼稚園にはジャングルジムを独占していたジャングルジムの主がいました。
彼は名をたかしくん(仮名)といいます。
彼が如何にしてジャングルジムの王にまで登り詰めたのかというと、その卓越した唾液の分泌量故にです。
そうです。たかしくん(仮名)は、ジャングルジムのてっぺんから唾を吐き続けることでジャングルジムを手中に収めていたのです。
しかしこの均衡はある日、突然に破られました。
たかしくん(仮名)の独裁制に、ほとほと嫌気がさしていたメンバーの1人であるゆうちゃん(仮名)が犬の糞を手で掴み、あろうことかたかしくん(仮名)に投げつけたのです。
力にはより大きな力で立ち向かうしかない、そうならないために更に大きな力を保有するしかない……、この世界はバランス・オブ・パワーなのです。
件のたかしくん(仮名)とゆうちゃん(仮名)の争いで、僕は幼くして学びました。いつでも糞を投げる心構えはしておくべきだと。