どうもオガサワラです。
夏の寝苦しさにほとほと参っています。こんな季節だからこそ質の良い眠りを心掛けたいものです。という訳で今回は入眠に適した音楽のお話。
- 入眠に適した音楽とは
- ビートがない音楽が入眠用に向いている理由
- 抑揚がない音楽が入眠用に向いている理由
- 自然界に存在しない様な波形の音とは
- 入眠用の音楽を選ぶ際は出来る限り自分の趣味趣向は無視する
- 自分に合った入眠用の音楽を探してみよう
- 参考音源
入眠に適した音楽とは
入眠に適した音楽とは何か、それは、ビートがなく、抑揚がなく、自然界に存在しない様な波形の音が含まれていない音楽です。尚且つ入眠用の音楽を選ぶ際は出来る限り自分の趣味趣向は無視した方がいいです。
1つ1つ理由を考えてみましょう。
ビートがない音楽が入眠用に向いている理由
規則的に刻む音に対して人は無意識に集中してしまいます。例えば、アナログ時計のカチカチカチという針の音が気になり眠れない、誰もが一度は経験したことがあると思います。アナログ時計の針というのは当然ながら1秒に1回という正確な周期で刻まれています。これは音楽に置けるビートでも同じです。
ビートというのは、それだけ人の注意を惹きます。ドラムの音色やリズムパターンがかっこいいだけで音楽的には、とても表情豊で魅力的なものになりますが、入眠が目的となると、聴き入ってしまうのは不味いです。ただし、まるで不規則というのも実は不安感を煽ったり余計に気になったりします。ここで登場するのが「1/fゆらぎ」です。ある程度の規則性は感じられるけれど、揺らぎがあり正確な周期を刻んでいない音、つまり自然音がそれに当てはまります。具体例をあげると波の音、雨音、風の音、これらには「1/fゆらぎ」があり聞いているとリラックスさせてくれます。
抑揚がない音楽が入眠用に向いている理由
Aメロ、Bメロ、サビ、という風に音楽は大体意図的にセクションに区切られており聞き手を飽きさせない様に抑揚のある展開を意図的に盛り込んでいます。もちろん、音楽的にこれは非常に重要なことなのですが、これも、こと入眠用となると、マイナスの要素になります。退屈に感じるくらいの音でなくてはいけません。聴きたくなってしまう音楽は入眠用には向いていません。
自然界に存在しない様な波形の音とは
電子機器で作り出された様な音の中には自然界には存在しない様な音があったりします。この様な音は聞き手の注意を惹くという意味では非常に効果的ですが、ただやはり入眠用には向いていません。
例えば、減衰音が自然ではない音なんかは波形でみると自然界には存在しない形になっています。
代表的な自然界に存在しない波形といえば、パルス波の様なパルス音なんかがそうですが、同じ音量で一定時間ピーとかプーとか鳴り続けている音は自然界には存在しません。自然界に存在する音は時間と共に減衰していきます。この様な人工的な音は音楽的には人の注意を惹き楽曲を豊かにしてくれますが、これもまた入眠用には向いていません。
入眠用の音楽を選ぶ際は出来る限り自分の趣味趣向は無視する
理由は非常に単純で、好きな音楽を聞いていると自然とテンションがあがります。これから寝ようとしているのにテンションをあげるわけにはいきません。このことから入眠用に選ぶ音楽は好き嫌いで判断しない方が良いです。
自分に合った入眠用の音楽を探してみよう
上記した条件で幾つかオススメの音源を挙げます。ジャンル的にはアンビエント、あとはフィールド・レコーディングされた自然音です。あくまでも一例なの自分の合った入眠用の音楽を探してみてください。もしくは、レコーダーが安価で手に入る時代ですので、自分でフィールド・レコーディングに挑戦してオリジナルの入眠用音源を制作してみるのもきっと楽しいですよ。それではおやすみなさい~。
参考音源

Music for Airports: Ambient 1/Remastered
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