どうも。オガサワラです。
2016年11月11日に市場最低価格を謳う「ジブン専用 PC&タブレット」が発売されました。
税抜き価格ですが2万を切る価格でPC&タブレットというのは安いですよね。
今回は、この市場最低価格を謳う「ジブン専用 PC&タブレット」購入の際の注意点、さらにサブ機として使用する際の注意点とメリットも解説します。
マシンスペック
名 称 |
ジブン専用 PC ジブン専用 PC&タブレット |
型 番 |
KNWL10K-SR【SILVER】 |
価 格 |
19,800 円+税 |
プ ロ セ ッ サ |
Intel Cherry Trail |
プロセッサスピード |
1.44GHz/最大 1.84GHz クアッドコア |
シ ス テ ム メ モ リ |
DDR3-L DRAM2GB |
インターフェイス |
microUSB 2.0×1 microHDMI×1 microSD slot(32GB まで)×1 3.5mmオーディオジャック×1 USB2.0×2(キーボード) |
製 品 サ イ ズ |
幅 約 259.5×奥行 約 179.3×高さ約 19.52mm |
重 量 |
約 580g(タブレット本体) 約 600g(キーボード) |
O S |
Windows 10 HOME 64bit |
無線 LAN( Wi-Fi) |
IEEE802.11b/g/n |
通 信 |
Bluetooth®4.0 |
稼 働 時 間 |
約 6.1 時間 |
無線 LAN( Wi-Fi) |
IEEE802.11b/g/n |
ス ト レ ー ジ |
32GB eMMC |
デ ィ ス プ レ イ |
10.1 インチ IPS 液晶 1,280×800 ドット |
ビジネス統合アプリ |
Microsoft Office Mobile |
こちらが商品情報PDFのURL。
http://www.donki.com/updata/news/161101_zwLNe.pdf
購入の際の注意点
まず用途をしっかり考えてから購入しないと後悔するタイプの商品です。
というのもスペック的に決してメイン機として耐えうるものではないからです。
順を追って説明していきます。
OSとストレージの関係上、microSDカードが必須!ただし32GBまでのmicroSDカードしか対応していない。
なぜ大容量のmicroSDカードが必須なのか、それはWindows10が入ってるマシンのストレージが32GBではきつい、これに尽きます。
Windows10のアップデートってダウンロードしなくてはならないファイルサイズが約6GBほどです。
2017年春予定の大型アップデートよりOS差分のみのダウンロードでファイルサイズを削減するとのことですが…、これによりダウンロードしなくてはならないファイルサイズが少なくなるかも…。
とはいえ希望的観測は置いておいて最悪ストレージに6GB前後空きが必要となります。
さらに32GBのストレージとはいってもOSやシステムファイルに割かれている分がありフルに32GB自由に使えるわけではないので、気を使っていないと直ぐに6GBの余裕もなくなってしまうでしょう。
怖いのはWindows10の強制アップデート。空き容量を確保していない状態で強制的に再起動がかかりアップデート開始なんてされたら悲惨です。
こういう事態に陥らないためにも逐次本体のストレージは50%以上の空き容量は確保しておきたいところです。
そのための外部ストレージとしてmicroSDカードが必ず重宝します。
とはいえ32GBまでのmicroSDしか対応していないので、この点も大いに注意が必要です。
SDカードについてもう少し掘り下げて説明
SDカードには、
・SD
・SDHC
・SDXC
という3種類の規格が存在しています。
基本的にSDXCに対応しているデバイスなら、SD、SDHC、SDXC、すべて動作します。
気を付けなくてはならないのは、SDにのみ対応しているデバイスではSDHCとSDXCはサポートされていません。
関係性はこんな感じです。
SD |
SDHC |
SDXC |
|
(1)SD対応デバイス |
〇 |
× |
× |
(2)SDHC対応デバイス |
〇 |
〇 |
× |
(3)SDXC対応デバイス |
〇 |
〇 |
〇 |
そして、《ジブン専用 PC ジブン専用 PC&タブレット》の場合、対応しているSDカードの規格は、(2)に当てはまります。
なのでSDHCの最大容量である32GBまでしか対応していないというわけです。
ちなみに、各SDカードの容量の仕様は、こんな感じです。
・SD 128MBから2GBまで
・SDHC 4GBから32GBまで
・SDXC 64GBから2TBまで
SDカードのClassについて
SDカードを買う際にClassという数字が書いてあると思うのですが、これは転送速度を表しています。
クラスには2から10まであり。
2が転送速度が最も遅く、10が転送速度が最も早いんですね。
具体的には、
・Class2 2M/s
・Class4 4M/s
・Class6 6M/s
・Class8 10M/s
・Class10 10M/s
ちなみに、《/s》のsはsecondのことで、毎秒いくらの転送速度ですよということを表しています。
10M/sなら毎秒10メガバイトの転送速度という具合ですね。
ちなみにUHS Classの場合、
・UHS Class1 10M/s
・UHS Class3 30M/s
という風に毎秒30メガバイトの転送速度となります。
本体にLAN端子がないのでWi-Fi(無線LAN)必須!
こちらも注意が必要ですね。
有線では繋げないのでWi-Fi(無線LAN)環境がない場合はまずWi-Fi(無線LAN)環境を整える必要があります。
サブ機としては優秀
限定的な使い方をするのであればサブ機としては優秀です。
例えば
・ネットサーフィン
・ストレージを圧迫しないクラウドサービスをフル活用する
のような使い方だった場合は、microSDカードも活用しつつ長く使えるマシンだと思います。
ただし、ある程度、ストレージに気を使っていないといけないという難点があるのでPC初心者にはあまりおすすめしません。
ライトな使い方をする分には安いし申し分ないです。