こんばんは。オガサワラです。
つい先日、アニメ『約束のネバーランド』が最終回を迎えました。視聴し始めに、
以前こんな記事を書いたんですが、いや、面白かったなあと単純に最終話の感想記事を書きたくなったので書きます。
ネタバレありますので未視聴の方はご注意ください。

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子が親を越えていく物語

【出典:約束のネバーランド】
物語の受け取り方は十人十色だと思いますが、『約束のネバーランド』最終話を僕は、子が親を越えていく物語として楽しめました。
なんせエマを始めとした子供達に感情移入するというより最終話でのママの心境を想像するとグッとくるものがありましたね。
ハウスが食用の人間を育てる為の施設であることが分かってからママを始めとした大人は敵として描かれる訳ですが、その得体の知れない恐ろしさは、もしかすると、僕も子供の頃は、そんな風に大人を畏怖したこともあるかも知れないと物心が付いて間もない頃の記憶を呼び起こすと同時に、子供からは、そんな風に得体が知れないものと見られることもあるのかも知れないと気付かされます。
しかし、その大人達もエマ達と同じプラントと呼ばれる施設で育っています。 誰しもが子供であったと、なんだか人生ですね。
さて、そんなこんなを踏まえて、ママがエマに、ハウスで優秀な成績を残した女性は、食用として無残にも鬼に食べられてしまう他にママとして生き残る道があると、甘言を投げ掛ける場面がありました。
もちろんエマはこれを拒否しますが、今考えてみると、あれはママが過去の自分とエマを重ねていたのだろうと思えます。
つまりは、ママからするとエマが拒否することは織り込み済みであったと思われますが、厳しい現実を突き付けることで、最終的には諦念を受け入れることを成長であると割り切り、エマが自身と同じ道を辿るという決め付けがあったのでしょう。
まあ、その結果、諦めた振りをし爪を研いでいたエマを見抜けなかったと。
このあたりの下りは、視聴者側からしても詰みじゃね?と思わされましたし、何か外的要因がなければハウスからの脱獄は不可能に感じましたが、良い意味で期待を裏切られました。
最終的にエマを始めとした子供達は自分達の力でママを出し抜くことに成功する訳です。
にしてもエマとママの決別のシーンがまあエモいです。
ここまでの積み重ねが一気に昇華するシーンですからカタルシスはんぱない。
で、極めつけのママの

【出典:約束のネバーランド】
「気をつけていってらっしゃい。願わくば、その先に、光がありますように」

【出典:約束のネバーランド】
「今日が私たちの第一歩。最初の朝だ」
ですよ。
やべえエモい。
一体どんな心境なのか想像すると心中複雑過ぎてエモい。
とまあ最終話は、こんな感じで、主にママ側の視点で、子が親を越えていく物語だなあと感じましたね。
第2期は2020年
エマ達や施設の子供達に隠れたメッセージを送っていたの者の正体っぽい人がママの回想に登場したり、レイがママの実子っぽい演出がありました。
で、夜明けエンド。
ここからって感じで最終話を迎えたアニメ『約束のネバーランド』ですが、既に第2期の制作が決定していて2020年に放送される予定です。
楽しみ過ぎる…。
一体この先、エマ達にどんな未来が待ち受けているのか。
僕は原作を数巻までしか読んでないので、これを機に読んでみようかと思います。
とにかくね、アニメ『約束のネバーランド』は最高にエモい作品でした。2020年よ早くこい!