こんばんは。オガサワラです。
『進撃の巨人』がハリウッド実写化決定するらしいですね。
配給はワーナー・ブラザース 監督は『IT/イット“それ”が見えたら、終わり。』のAndy Muschietti 制作は『ハリー・ポッター』シリーズや『ゼロ・グラビティ』のプロデューサーDavid Heyman率いるHeyday Filmsとのこと。
日本の漫画が原作でハリウッド実写化して良かったと思えたことがあまりないのですが、それはまあ蓋を開けてみないと分からない訳ですからどんな映画になるのか楽しみに待つとします。※漫画ではないですが『トランスフォーマー』なんかは良かったと思っています。あと最近では『all you need is kill』とか。
ところで『進撃の巨人』の実写化といえば樋口真嗣さんが監修した『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』と『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド・オブ・ザ・ワールド』が記憶に新しいですが、それはもう酷評を浴びることになりました。
まあその苦い経験が監督・特技監督・画コンテを樋口真嗣さんが務めた映画『シン・ゴジラ』の大ヒットへと繋がったのかも知れないと思うと日本映画史の文脈的に面白い作品ではあるのですが、映画単体として純粋に観た時に、『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』はやっぱり失敗だったと思います。
というわけで今回は『進撃の巨人』がハリウッド実写化決定を記念して『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』と『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド・オブ・ザ・ワールド』のことをふり返りたいと思います。
ちなみに『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』と『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド・オブ・ザ・ワールド』はどちらもAmazonプライムビデオで視聴することが可能なので未視聴の方はぜひぜひ。
- 『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』と『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド・オブ・ザ・ワールド』がなぜ不評だったのか
- 『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』と『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド・オブ・ザ・ワールド』を楽しむ方法
- ハリウッド版『進撃の巨人』は大丈夫?
『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』と『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド・オブ・ザ・ワールド』がなぜ不評だったのか
既に語り尽くされている感はありますが、『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』と『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド・オブ・ザ・ワールド』がなぜ不評だったのかおさらいしておきましょう。
先ずとにかく改悪が多かった。
・エレンとミカサの関係性が原作と違う
・リヴァイが映画オリジナルキャラであるシキシマに置き換わる
上記の2つが代表的な改悪だと思います。
原作を読んでいる人だと分かると思うのですが、『進撃の巨人』という物語の中に置いてエレンとミカサの関係性は物凄く重要な要素です。このあたりを変えるならいっそ全部オリジナルキャラの方がよかったんじゃないかと思う。
そしてリヴァイを映画オリジナルキャラであるシキシマに置き換えたのは良いとしてもキャラが痛々しすぎるというのも深刻な問題ですね。
で、本編視聴してて気になった箇所ですが。
映画のオリジナルキャラにサンナギという怪力自慢の人物がいるのですが、巨人を素手で投げ飛ばしてしまうというのは、あまりにも有名な「は?」ってなるシーンです。
あと、ミカサのNTR的な要素だったりとかヒアナがエレンに迫るお色気シーンはいる?って感じですし、元も子もないですが、そもそも立体機動装置で実写化したらいけない代物なんじゃあ…、なんてことも思います。
巨人に関しても実写化したらいけないものなんじゃないかと…、超大型巨人とか進撃の巨人や鎧の巨人ならまだいいですが、無垢の巨人は実写化したらいけないものだと思う。
まあネットで語り尽くされている意見と概ね同じです。
『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』と『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド・オブ・ザ・ワールド』を楽しむ方法
『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』と『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド・オブ・ザ・ワールド』がまったく見る価値がない映画なのかと言われればNOです。
映画好きならば知らない人はいないでしょうけれど、『前田有一の超映画批評』という映画批評サイトがありまして、辛口レビューが特徴で歯に衣着せぬ映画評が気持ちの良い批評サイトです。
で、話題作を視聴したあとは決まってどんな風に評されているのかなと楽しく拝読させて頂いている次第なのですが下の記事。
映画を視聴したあとで上の3記事を順に読んでいくとかなり楽しいです。
流れをまとめると『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』は酷かったけど、『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド・オブ・ザ・ワールド』での挽回に期待してるよ
↓
『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド・オブ・ザ・ワールド』の批評記事なのに、肝心の映画のことにはほとんど触れずに、とにかく『シン・ゴジラ』に期待するわ
↓
気になった人は迷わず映画館にGO!
ってな感じで、この流れを踏まえて映画を視聴するだけで観る価値はあると思います。
え、それだけ?
はい、それだけです。
ハリウッド版『進撃の巨人』は大丈夫?
正直…、ダメかも知れん。。。
前述しましたが、そもそも『進撃の巨人』の大事な要素である立体機動そのものが実写化してはいけない類のものであるように思えます。
あと、無垢の巨人もですね。元も子もないですが実写に向いてないと思う。
なので、このあたりを愚直に実写化しようとしたら100%コケると思います。
希望があるとするなら『戦場でワルツを』とか『スキャナー・ダークリー 』みたいなカートゥーン調にしちゃうとか、『クローバーフィールド』みたいに視認性を極端に悪くするとか…。
とにかく、これまでみたこともないような映像表現にしないと、立体機動自体が物理的にあり得ないんだからリアリティを追求しても意味ないと思うんですよね。
まあ僕は映画が大ゴケしてクソ映画っていわれても楽しめる人種なので楽しみでしたかないんですけどね。
最後まで読んで頂きありがとうございました。