こんばんは。オガサワラです。
先日、以前から気になっていた映画『キングコング:髑髏島の巨神』を視聴しました。
映像よし、テンポよし、最後の最後には日本の怪獣映画ファンには嬉しいサプライズもあり、とかなり堪能しました。
見放題作品ではないもののこれが399円で視聴できるならかなりお得だと大手を振っておすすめできる作品です。
夏休みに観る映画を探している人はぜひぜひ。
物語はとてもシンプル
地底空洞説を信じる学者が地質調査のために四方を嵐に守られた髑髏島に軍人やサバイバルに長けたガイドなどを引き連れて上陸。
蓋を開けてみると髑髏島はキングコングをはじめとした巨大生物や未知の生物の住まう島でした、と話の筋自体はクソシンプルです。
なので展開などは言わずもがなお約束の連発にも関わらず、なんでしょうか、この飽きさせない感じ…、とんでもなく金を掛けたB級映画という感じ。そもそもB級映画は低予算で作成されたものなので矛盾を孕んだ表現ではありますが。
映像が格好いい
ここ最近、画質が違う素材を積極的に繋いだ映像作品が増えていますよね。
例えば、映画『シン・ゴジラ』ではiPhoneで撮影した映像なども使われているそうです。
『シン・ゴジラ』の場合、舞台が現代だったので、一般人が撮影した映像としてiPhoneで撮影した素材が使われていたわけですが…映画『キングコング:髑髏島の巨神』では物語の舞台である1970年代っぽさを演出するためなのでしょう、ところどころ挟まれるフィルムグレインたっぷりの映像が渋くていい感じです。

【出典:キングコング:髑髏島の巨神】
↑↑のような変則的な映像演出も良いのですが、基本となる色彩もフィルムライクな感じで、ドストライクです。

【出典:キングコング:髑髏島の巨神】
個人的にマーロウ中尉がかなり良いキャラしていると思う。ただし、ジェームズ・コンラッドの中二感はやばい。
とにかくテンポが最高
怪獣映画ってだいたい怪獣が出てくるまでがダレるものですが、映画『キングコング:髑髏島の巨神』では、焦らすことなくキングコングがフランクに登場します。
なんか普通に島内を歩いてたりします。
しかし、かといって決してマンネリすることもなく、いつ登場してもやべえ迫力に満ちています。
そしてキングコング以外の髑髏島の原生生物もやばいキモいです。
とにもかくにもテンポが良くてポンポンポンと登場人物達が危機に見舞われるもののカメラワークが良いので、ぜんぜん飽きないしマンネリしないのがほんと凄いです。
まとめ
なんだかとても頭の悪い感想記事になりました。
まあ本当に面白い映画というのは思考停止して視聴できる。
ということで、この映画『キングコング:髑髏島の巨神』はエンタメ映画としては最高におすすめです。
さらに軍事、または怪獣映画に詳しい人だと、作中のオマージュを映画史や関連作品の文脈など踏まえて考察したりと、また違う楽しみ方ができそうですけれど。
とにもかくにも夏休みのお供に是非どうぞ。
最後まで読んで頂きありがとうございました。