どうも。オガサワラです。
今回は映画「ジャンヌ・ダルク」について所感などを記事にしたいと思います。
盲信の恐ろしさをグロテスクに描いた作品
リュック・ベッソンの描く映画「ジャンヌ・ダルク」は、盲信の恐ろしさをグロテスクに描いた作品です。
映画前半でジャンヌは神からの啓示を受けた特別な存在であり、そのことを誰も疑ってはおらず、戦績もしっかりとあげ、まさに無双状態です。
でも、映画が後半に差し掛かると途端にそのメッキが剥がれはじめます。中から出てきたのは特別でもなんでもただの少女でした。
そして少女ジャンヌは火あぶりにされてしまうのです。
この作品をみた時、僕はなんて救いのない話なんだ…、と思ったものですが、史実に基づいているのですから、この形が正しいのでしょう。
過程はどうあれ結末は既に確定している覆りようのない事実です。
事実、ジャンヌは火あぶりにされたし、フランスのカトリック教会では異端として扱われてきました。
今でこそジャンヌはフランスの誇るヒロインであり聖人として名高いですが、異端審問での疑いが晴れたのは、ジャンヌが死去してから25年後だというのですから、歴史は残酷だと痛感させられます。
そんなジャンヌ・ダルクのことを描いた映画は人間の心の強さと弱さを描いた物語でなくてはならない。
リュック・ベッソンの描く「ジャンヌ・ダルク」は後世に語り継いていかねばならない作品だと強く感じます。
ここからは余談「Fate/Grand Order」について
ここからは映画とは関係のない余談になりますが、「ジャンヌ・ダルク」と言えば、Fateシリーズの「Fate/Grand Order」にも登場します。ゲーム自体はソシャゲなのでソシャゲが苦手な僕は少しプレイしてドロップアウトしちゃいましたけど。
そもそもFateシリーズは、英霊という歴史上の英雄達が魔術師達の手によりサーヴァントとして現代に召喚され、聖杯を巡り戦い合う話です。歴史や神話が大好きな中二脳の僕からしたら大好物のテーマなのです。
そして「Fate/Grand Order」がどうやらこんどアニメ化するらしいので、ゲームをドロップアウトした身としては、ジャンヌを交えてどんなシナリオが展開されるのか、かなり期待しています。
Fateシリーズは歴史の勉強にはなりませんが、歴史に興味を持つきっかけとしては、かなり良い作品だと思うのでまだみたことない人はぜひ。原作はエロゲらしいですけどね。
まとめ
今回はAmazonプライムビデオに「ジャンヌ・ダルク」のことを記事にしてみました。
かなり前に観た映画なので記憶を辿りながらになりましたが、とても懐かしいです。
ところで(また余談になっちゃいますが)、この映画「ジャンヌ・ダルク」のジャンヌは、どこか「べルセルク」のファルネーゼを思わせます。
ベルセルクに出てくる法王庁と邪教は、中世ヨーロッパのカトリック教会と異端がモチーフなのでしょう。ということはファルネーゼとジャンヌがどこか重なってみえるのも当然なのかも知れません。
ファルネーゼはガッツにこれでもかと現実を突きつけられて良い方向に向かいましたが、史実にはガッツは存在していないので、ジャンヌはそうはいかなかったみたいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。