
【出典:ストリートファイターZERO2】
こんばんは。オガサワラです。
最近めっきりゲームセンターをみなくなりました。昔はスーパーや駄菓子屋などにゲームの筐体を設置してあるところがたくさんあって放課後に入り浸ったものですが、そんな光景は最早過去の産物と化してしまいました。
若い頃は文化保存なんて興味がありませんでしたが、いざ、自身の青春が時代の流れにより消え行こうとしているのを目の当たりにすると、アーカイブしておきたいという気持ちも理解できるようになりました。
さて、ゲームセンターをめっきり見なくなったとはいっても絶滅してしまった訳ではありません。
例えば、アーケードゲーマーから聖地と称されるゲームセンター「ミカド」は、現役バリバリのゲームセンターです。
「ミカド」の売りは最新のアーケードゲームではなく、今となってはレトロゲームに分類されるようなタイトルでの大会で、その模様はYoutubeなどにも公式でアップロードされています。
「STREET FIGHTER III 3rd STRIKE -Fight for the Future-」は青春。
eスポーツでの賞金が数100万や1000万なんてことも珍しくない時代ですから、さぞ、高額の賞金がやり取りされるのだろうと思われる方もいるかと思います。
驚くなかれ、優勝者に与えられるのは名誉と称賛のみです。
その大会に県外から自腹を切って参加される方もいるというのですから驚きです。
しかしながらまったく理解に苦しむ行動だとは思えない自分がいます。
例えば、県外から自腹を切って大会に参加される方からすると、大会遠征は旅行みたいなものだと思いますが、その行き先は自分が青春を過ごしたゲームセンターそのものなのです。
青春時代に旅行できるのであればしてみたいと思うのは旅費なんて安いものと思えるのは当然の様な気もします。
しかしながら、そういった動きからゲームセンターという文化が息を吹き返すのかといえば、悲しいかなそうではないと感じるのも事実です。
どれだけ善戦しても、結局は思い出商売でしかなく、どれだけ若い層を巻き込めるかがポイントになります。若い層も巻き込んではいるのでしょうけれど、メインの客層は30代から40代が多いそうです。
かくいう僕はゲームセンターという文化に対して悲観している訳ではなく、大好きな文化だからこそ、どうにか盛り上がってほしいものだと「yom yom vol.51」で《聖地ミカド「eスポーツ元年」の生存戦略》という特集を読んで思った次第です。
ゲームセンター「ミカド」の店長、池田 稔氏へのインタビュー形式で綴られる「ミカド」からみたeスポーツ界隈やゲームセンタービジネスの現在などゲームセンターに思い入れがある人には、ぜひとも読んで貰いたい内容となっています。
ちなみにAmazonプライム会員ならプライムリーディングにて無料で読めるので興味が湧いた人はぜひぜひ読んでみてください。
そんなこんなで最後まで読んで頂きありがとうございました。