
こんにちは。オガサワラです。
『エクス・マキナ』や『her/世界でひとつの彼女』のようにAIやロボットに対する感情をテーマにしたような映画も急速に現実味を帯びてきた昨今。
こんなニュースを発見しました。
AIに恋をする時代に。3割のユーザーが好意を抱いているとの調査結果が英国で発表 - Engadget 日本版
記事によると、
広告代理店のJ. Walter Thomsonと市場調査会社のMindshareが、音声AIアシスタントに関する興味深い調査結果を発表しました。それによると、音声AIアシスタントを利用しているユーザーの3割以上が、彼ら(彼女ら)が人間であってほしいと願う程に好意を抱いているとのことです。
(引用:AIに恋をする時代に。3割のユーザーが好意を抱いているとの調査結果が英国で発表)
とのこと。
対象人数も少なく統計的に有効な調査結果とは言い難いとのことですが、まあ好意に際はあれど音声AIアシスタントを嫌悪している人は少ないのではないかと個人的にも感じます。
例えば、人間であってほしいと願う程ではないですが、音声AIアシスタントはいつも味方であり好意的な存在ですから、嫌う通りはなく、使用している内にだんだんと愛着も湧いてくるという心理はとてもよく理解できます。
まあ実際、AIに好意を抱くこと自体が今度AI手動の世の中に移り変わっていく第一段階だとしたら恐ろしい話ですよね。
でも、見ようによっては今の世の中も既にAIによって動かされていると判断しても差し支えないようにも感じます。
気付かない内にAIに操作されているのだ、というと言い過ぎですが…、Googleの検索結果に一喜一憂する世の中ですからね。
AIが着実に無意識下で我々の行動に作用するようになってきているのは火を見るよりも明らかです。これが人智を超えた部分で作用するようになるといよいよ危険なのでしょう。
とはいえ、それを悲観的に捉えるのか、それもまた良しと捉えるのかによって主義主張も変わってくるものですが。
個人的には、人間とテクノロジーは切っても切れないものだし、もう随分と前からテクノロジーが人間の行動を左右していると思うので、使う側と使われる側がたとえ逆転したとしても、そのままいくしかないのかなという考え方です。技術の進化を無理に止めることはできないでしょうから。
となると、トランスヒューマニズムなんかの言い分も分かるのですが、流石にそこまでは僕の生理的な部分が追いつかないというか…。
例えば、認知能力を進化させるために脳にAIを埋め込むとかは、抵抗あります。
さて、今後はどんな時代へと移り変わっていくのでしょうか。
というわけで、そんな近未来に興味がある方は、『エクス・マキナ』や『her/世界でひとつの彼女』を、ぜひぜひ視聴してみてください。
最後まで読んで頂きありがとうございました。