
こんばんは。オガサワラです。
『とある新人漫画家に、本当に起こったコワイ話』という漫画をAmazonプライムリーディングにて読みました。

- 作者: 佐倉色
- 出版社/メーカー: 飛鳥新社
- 発売日: 2017/06/09
- メディア: Kindle版
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いわゆるクリエイターの告発漫画で兼業漫画家として漫画家デビューした作者がKADOKAWAに過去な労働を強いられて精神的に追い込まれていく様が描かれています。
編集者なんかは流石に仮名ですが、出版社などは実名なので、内容はかなり生々しいです。
ちょうど『「クリエイターの告発漫画」はうのみにしてよいのか イラスト仲介会社員の気持ちを描いた漫画が一石を投じる』というねとらぼの記事をみたばかりだったことと、漫画内でねとらぼのこともネタにされていたこともあり、ねとらぼが『とある新人漫画家に起こった本当にあった怖い話』のプライムリーディング配信にわざとぶつけてきたのかもと勘繰ってしまったのですが、モノの見方は立場次第でどうとでも変わりますから。
ねとらぼの記事も
この漫画にネット上では、「片側だけの意見を聞いてはいけない」「双方の声を聴くことが重要」といった声が多数上がっていました。
【引用:「クリエイターの告発漫画」はうのみにしてよいのか イラスト仲介会社員の気持ちを描いた漫画が一石を投じる - ねとらぼ】
と締められており、これには同意します。
さらに『とある新人漫画家に、本当に起こったコワイ話』の出版に対してねとらぼのは以下のような記事も公開していました。
漫画自体は2017年に出版されたものなので、当時の記事になりますが…中々に興味深い内容です。
まあ、どちらの言い分が真実なのかなんてことを追及する気はありません。
繰り返しますが、モノの見方は立場次第でどうとでも変わりますから。
とはいえ、出版社が新人漫画家に、このような告発漫画を描こうと思わせたのは曲げようもない事実なので、出版社と漫画を繋ぐ既存のシステムに問題があるのは確かなのでしょう。
ちなみに、漫画『描くえもん』も告発漫画ではないものの、出版社と編集者、そして漫画家の摩擦が描かれていましたが、100%漫画通りなんてことはなくても、それに近い事実はあったのかも知れないと思わされます。
あと、漫画家の話ではないですが、Vtuberの告発漫画なんてのも話題になりました。
結局、何を信じるべきなのか
ここまでのことを踏まえて何を信じるべきなのか、という話をしたいと思うのですが、結論からいうと、
何も信じるな、です。
誤解されないように詳しく説明します。
ネット上の情報に置いては、鵜呑みにするべきではないというのが持論なのですが、理由は簡単で誰しもが自分にとって不都合な情報なんて発信しないからです。まあ例外はあるのですが発信しないものと仮定して話を進めます。
そして次に印象操作がどういう条件で起こるのかを考えてみます。印象を操作するのに嘘を付く必要なんてありません。ただ発信する情報としない情報を選べば良いのです。印象操作というと悪く聞こえますが、実は我々は無意識に自分の記憶を都合の良いように改竄しますので、無意識にでもそうなるものと思った方が良いです。
つまり無意識に人は人のことを印象操作しようとする生き物なのです。
そう考えると、事実というのは常にバイアスが掛かっており、単一の情報源から全貌を推測するのは危険であるのが分かると思います。
なので情報源は一つに絞らず複数にして補完していくようにするべきだと個人的には考えています。
ブログ書いて情報発信している奴がいうような事ではないかも知れませんが、このブログについても同じことです。僕は無意識に僕に都合が良いように書いている筈なので鵜呑みにはしないでくださいねってことっすね。