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映画『レッドタートル』がアニー賞を受賞されたようです

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こんばんは。オガサワラです。

映画『レッドタートル』がアニー賞を受賞されたようです。

『レッドタートル』の感想記事はこちら。

loglog.hatenadiary.jp

さて、アニー賞とは国際アニメーション協会(ASIFA)が主催する賞なのですが、アニメのアカデミー賞と言われるだけのことはあり、良くも悪くもハリウッド的であり、常連作品はディズニー映画と言えば大体アニー賞の雰囲気は掴めるのではないでしょうか。

ともすれば個人的な意見としては『レッドタートル』の受賞は意外でした。

僕個人の感想としては『レッドタートル』がエンターテイメント性の高い作品だとは思っていなかったからです。

どちらかと言えば実験的な映画でありアメリカよりもヨーロッパで受ける類の映画のように勝手に分類していたのですね。

でもハリウッドの獲得してきたエンターテイメント性ってなんだろう…、と改めて考えてみると今回の『レッドタートル』がアニー賞を受賞したことにも合点がいきました。

ハリウッド映画と言えばやっぱり分かりやすくないといけません。これはアメリカが移民の国であるという背景があると思うのですが、多種多様な文化や言語が混在する国で受けるエンターテイメントというのはコンテクストを排した瞬発力のある分かりやすさを突き詰める必要があったのだと思います。

つまりハリウッド映画に置けるダイナマイトなどの派手な視覚効果は、文脈をすっ飛ばして共感を得るための小道具であったというわけです。

さらに男女のラブストーリーというのは歴史や文化観を超えて数限りなく描かれてきた普遍的テーマだった。

でそのような映画を量産していった結果、ハリウッド映画はダイナマイトをたっぷり使ったラブストーリーというイメージが定着しました。

近年ではVFXをたっぷり使ったラブストーリーという感じですね。

ともあれ一言で表現するとハリウッド映画というのはタフなんですね。良い意味でも悪い意味でも。

で、肝心の『レッドタートル』なのですがタフをイメージできるような映画ではとてもありません。

この映画は全編台詞なしで構成されるどちらかと言えば実験的な映画。

でも、あれまてよ…と。

ハリウッド映画の獲得してきたエンターテイメント性の源流と繋がる部分があるのではないか…。

無声時代のディズニー映画が大衆に受け入れられたのは、多種多様な言語と文化的背景を持つ人に同時に受け入れられる非言語的コミュニケーションでの表現だったというのが大きな要因だったわけで…。

非言語的コミュニケーションを突き詰めた形というのは、ある意味、アメリカ的であると言えるのではないだろうか。

日本というハイコンテクストな文化を持つ国で当たり前のようにコンテクストなコンテンツを消費している人間からすると非言語的コミュニケーションで描かれる物語というのは、実験的にしか映らなかったのですが…、国と文化を変えてみてみると思ったよりも大衆的なものなのかも知れない…。

なるほど、アニー賞か。

と妄想が捗りました。マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督ありがとうございます。

最後まで読んで頂きありがとうございました。