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筒井康隆さんの『家族八景』で描かれる人間の内面がどろどろしていて怖い

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どうも。オガサワラです。

なんだかやる気が出ない日々を過ごしています。この状態を改善する為に、この秋マインドフルネスを初めてみようかなと考え中です。

肩の力を抜いて生きていきたいものですね。

人間とは本当に難しい…、今回はそんな人間の正体の様なものがありありと描かれている筒井康隆さんの『家族八景』の読書メモです。

あらすじと作品の概要

この物語の主人公、火田七瀬(高校を卒業したばかりの18歳)は精神感応能力というものを持っています。

精神感応能力というのは、言語による連絡手段を使用せずに相手の考えていることが伝わってくるというモノのようです。

火田七瀬がこの能力を持っていることは限られたごく一部の人間しか知りません。

というのも彼女は自分の能力が他人にバレてしまうことを恐れているのです。

住み込みのお手伝いさんという仕事も住み込み先を転々とすることで不意に自分の能力がバレてしまうリスクを最小限に抑えることができると考え選んだ仕事とのこと。

そんな彼女がいろいろな家庭を転々とし各家庭のどろどろとした内面を否応なしにみせつけられるというのが『家族八景』の大筋です。


哀愁に満ちたコミカルな作品 - ペーソス?

僕は読了した本のレビューなどは割と読み漁る方です。

世間がどういう風に捉えているのか、自分との違い、などが気になるからです。

ところで『家族八景』のレビューを読んでいるとペーソスという言葉が良く登場します。

どんな意味を持つ言葉なのか気になり調べてみました。

ペーソスとは

哀愁。しんみりとした哀れさ。


引用:コトバンク

このような意味を持つ言葉なのだそうです。

このペーソスが『家族八景』を説明する時にどのように用いられるのか具体例として一節引用させて貰うと…、

『家族八景』

人間心理の深層に容赦なく光を当て、平凡な日常生活を営む小市民の猥雑な心の裏面を、コミカルな筆致で、ペーソスにまで昇華させた、恐ろしくも悲しい本である。

はてなキワードより

と、このように使用できる言葉のようです。


メディアミックス

ドラマ化していたらしい。
www.mbs.jp


漫画化もしている。


続編もあるよ

『家族八景』は、七瀬3部作と呼ばれる、火田七瀬を主人公とする作品群の1作目にあたるそうです。

以下、3部作のタイトル。

  1. 「家族八景」
  2. 「七瀬ふたたび」
  3. 「エディプスの恋人」

こんな具合に続くらしいですね。

まとめ

というわけで、今回は筒井康隆さんの『家族八景』について、さらに『家族八景』メディアミックスや続編についても触れてみました。

筒井康隆さんといえば『時をかける少女』のイメージが強いですが他の作品も抜群におもしろいので興味のある方はぜひともご一読ください。

最後まで読んで頂きありがとうございました。