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いつか老いを克服する日に思いを馳せ映画『ヘルタースケルター』を視聴すると面白い

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こんばんは。オガサワラです。

映画『ヘルタースケルター』を視聴しましたので、感想とか書きます。

映画『ヘルタースケルター』の概要

原作は岡崎京子さんの漫画で1巻完結。(僕は未読ですが…)

タイトルのヘルタースケルター(Helter Skelter)、英語では「慌てふためいて」や「混乱している」などのような意味がありますが、劇中では「しっちゃかめっちゃか」と表現されています。

さて、肝心の映画の方ですがメガホンをとったのは蜷川実花監督。

映像の方は、蜷川実花ワールドという感じでビビットな色彩が実に毒々しいです。

物語のあらすじは、芸能界の頂点に君臨するトップスターが実は全身整形で手術の後遺症なんかに苦しみながら、自分の美しさを保てる時間がすり減っていく恐ろしさが克明に描かれたホラー映画という感じです。

そのいつかのために

「若さ」や「老い」をテーマにした作品は数あれど、「若さ」や「老い」という概念って男女で違いが出やすい部分だと思うので、女性作家さんの作品を女性監督が撮ったこともあり、主人公の時間的制限のある美しさに対する執着の仕方、徐々に消費していく自身の描かれ方が、想像以上に恐ろしく感じました。

Amazonレビューではあまり評価は高くないのですが、個人的には、おもしろい作品だと感じます。

直ぐにそっち系の方向に話を持っていくのは僕の悪癖かとは思いますが…、僕達が「老い」なくなる日もいつか訪れるかも知れません。

既に失われた文化を追体験できるところが物語の素晴らしいところのひとつではないでしょうか。

で、そっち系に思いを馳せていると、そんな老いを克服した時代で、この映画は良い古典になるのではないかと感じた訳です。

さらに、スキャンダル女優とも呼ばれる沢尻エリカさんが主演を務めることによって趣なようなものも感じられます。実際スキャンダル女優と呼ばれる人物が、時代を物凄い速度で駆け抜けていった人物を演じるのですから。

酷評の中には、主人公が消費社会に食い殺された可哀想な女の子に終始していて原作の意味が汲み取れていないとの意見もあるのですが…、個人的には最後まで視聴すると可哀想な女の子というよりもとても強かに感じました。(ラストシーンで)

原作未読の僕が、この点を評することもできないのですが…、強かに感じたのは最後の最後だけですから、原作ファンからすると描写不足に感じるのかも知れません。

とはいえ、この点が映画の限界というか、約2時間という枠の中に納めなくてはいけない、これもまた消費社会の食い物(コンテンツ)たる証。

これもまた趣があります。

というわけで、興味が湧いた方は、ぜひぜひ視聴してみてください。

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まとめ

というわけで今回は映画『ヘルタースケルター』の感想記事でした。

原作の漫画もその内に読んでみたいと思います。

大森南朋さんが演じる人物が中二過ぎて喋る度に笑っちゃうんですが…

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